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Description
Japanese edition features bonus material. Avalon. 2020.
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ラテン語で「死は始まりに過ぎない」という意味を持つフィンランド産メロデスバンド、Mors Principium Estが2020年に出した、タイトル通り7作目のアルバムです。地球から「何か」を吸い取っている死神のジャケ画が、この2020年の世界情勢を象徴しているかのようです。本作を聴いての第一印象は、「こんなバンドやったっけ?」というもの。もうちょっとこう、攻撃性とメロディが極限まで練り上げられたバンドじゃなかったでしたっけ?毒を含んだ無数の針が聴き手を甘き死に至らせるバンドだったはず。そう思って過去作を今一度聴き直してみたんですが、本作、かなりマイルドになっています。まあよく言えば聴き易い。ただ、アルバム後半の流れは往年の勢いがあって良かった。シンフォニックで壮大な幕開けの#1 "A Day for Redemption"。リフはかっこいいんですが、ヴォーカルパートが始まった瞬間。なんか違和感がありました。こんな汚い声だったっけ?って。もっとこう、すべてを切り裂くような美しい叫びだったはずなんですが。曲としてはオープニングを飾るだけあってさすがのかっこよさ。直線的な疾走感で一気に突き進みます。エレクトロちっくなシンセで幕を開ける#7 "Master of the Dead" は、キレのいい、そしてガツガツとした攻め感のあるリフによるアップテンポ曲。サビ部分では例の如くテンポダウンしますが、噛み付くような獰猛なヴォーカルがグッド。じわじわと期待感を盛り上げてからの3分56秒からのシンフォニックなパートは良いですよ。#9 "At the Shores of Silver Sand" でテーマ(主題)になってる単音リフは本作一番の切なさなのでは。この切ないフレーズはヴォーカルパートに入っても続き、身を切るような寒さの中を疾走していきます。中間部ではシンフォニックな静寂パートを経てヘヴィなバラードとでもいうべき情感あふれるソロパートへと続きます。緩急のダイナミックさという点でも本作一番だと思います。こうしてじっくり聴くと悪くないんですが、もう少しガツンと来る何かが欲しいものでもあります。本作でブラストビートが使われてるのは10曲目のみ。もっとブラストを入れても良かったと思うし、序盤疾走⇒サビで減速というパターンが多すぎる。私はもっとこのバンドで血の涙を流したいんだよ。でもまあ悪くはないです。